癌のステージとは|進行度を理解し対処しよう
現代人は2人に1人は癌になると言われています。
ご自分が患った人もいるでしょうし、身近な家族や知り合いが患った人も多いでしょう。
癌と一言で言っても進行度には差があり、これをステージと言います。
癌を宣告されたらステージを確認することで、それぞれの対処法も変わってくるのです。
ステージは大きく分けて5段階あります。
判定には癌の大きさやリンパ節への転移、他の臓器への転移などの要素を見て判定が出るのです。
ステージ0は癌細胞が上皮細胞内にとどまっていて、リンパ節への転移はない状態です。
この段階で見つかれば完治する可能性が高くなるのです。
ステージ1もまだ初期段階で、症状があまり出ないことも多いです。
癌が筋肉層でとどまっていて、こちらもリンパ節への転移はありません。
初期だと気づかないこともあり、健康診断などで見つかる場合が多いです。
ステージ2は筋肉層へ浸潤していてます。
リンパ節への転移はしていないこともあるし、若干の転移が見られる場合もあります。
ステージ3は腫瘍は浸潤していて、リンパ節への転移がある状態です。
ステージ4は他の臓器にまで転移しています。いわゆる末期と言われる状態です。
このように進行度によって症状は違うので、きちんと医師と相談して治療内容を決めることが大切なのです。
ピンポイントで放射線治療を行ったり、全身に広がっている場合は抗がん剤など全身療法を行うのです。進行度がわかると今後の治療の進め方だけでなく、仕事や生活のことも計画が立てやすいです。
実際に病気を宣告させると誰もがショックを受けるものです。
しかし今は癌=死と言う考えは古いとされています。
医療の進化と共に、きちんと健診や治療を受けることで治る可能性も大きい病気なのです。
つい目を背けてしまいたくなることでもありますが、正しい判断や治療は、治すためにとても必要になってきます。
自分や家族がどの段階にいるかをしっかりと把握して、適切な治療を受けるようにしましょう。